第14回 児童福祉施設に笑顔を。
  • Category
    #BOOK,MAGAZINE #PROJECT
  • Date
    2022.12
  • Client

 協賛企業様とともに14年前から毎年、県内の児童福祉施設の子どもたちに絵本を贈る取り組みを続けています。 
絵本は子どもたちの豊かな情操を育てます。絵本に日常的に接することで、創造力や表現力あふれる子どもに育ってほしい。そんな願いを込めて、私たちは絵本を贈ります。

どうして教材?

施設によって子ども達の人数・年齢も様々。そこで絵本の他に「施設の希望する本当に必要な教材」、図鑑・教育本・辞書・DVD などを贈ります。

どこに寄付?

東北信地区で10、中南信地区で11の児童養護施設・乳児院等に寄付されます。

【寄付先施設】
飯山学園(飯山市)・三帰寮(長野市)・松代福祉寮(長野市)・善光寺大本願乳児院(長野市)・夢住の家(長野市)・恵愛学園(長野市)・原峠保養園(長野市)うえだみなみ乳児院(上田市)・興望館沓掛学荘(軽井沢町)・軽井沢学園(軽井沢町)・松本あさひ学園(松本市)・松本赤十字乳児院(松本市)・松本児童園(松本市)・波田学園(松本市)・木曽ねざめ学園(上松町)・つつじが丘学園(岡谷市)・たかずやの里(伊那市)・慈恵園(豊丘村)・風越寮(飯田市)・おさひめチャイルドキャンプ(飯田市)・風越乳児院(飯田市)

どんな施設?

親の死亡や病気・離婚・家出、被虐待、婚外子、経済的事情など、さまざまな事情で家庭での養育が困難な乳幼児・児童を預り、自立を支援することを目的とする施設です。


 今年も趣旨に賛同いただいた県内107社の企業様にご協力いただき、2022年3月26日付けの信濃毎日新聞の朝刊(東北信版/中南信版)に広告を掲載をいたしました。

2023年3月26日(日)信濃毎日新聞 30段 東北信版
2023年3月26日(日)信濃毎日新聞 30段 中南信版

長野放送のアナウンサーによる読み聞かせ

 今年は2施設でNBS 長野放送のアナウンサーによる読み聞かせを実施いたしました。

長野放送(NBS)アナウンサー 毛織 華澄さん

2023年2月9日(木)社会福祉法人 大勧進養育院 児童養護施設「三帰寮」

「今からお姉さんが読むお話を、楽しんでくださいね」「はーい!」。ここで生活する2~6歳の子どもたち7人が元気な声で答えました。
 絵本「あさえとちいさいいもうと」と紙芝居「ずーっとともだち」を読んでくれた毛織さんの声は、ふだんテレビ越しで聴くのと少し違って、とてもやわらかく響きます。子どもたちは身を乗り出して絵本を眺め、お話に聞き入っていました。
 寮長の野中宣彦さんは「今日はふだん以上に集中していましたね。大人からの優しさや愛情が伝わり、子どもたちを安らかな気持ちにさせるのも、絵本の力です」と話していました。

2023年2月10日(木)社会福祉法人 湖会 児童養護施設「松代福祉寮」

この日、2~9歳の子どもたちが14人、始まるのが待ち切れないといった様子で続々とプレイルームに集まりました。
 絵本は「カラスのパンやさん」と「ぐりとぐらのおきゃくさま」。いずれもおなじみの作品に「読んだことある!」とニコニコの子どもたち。吉岡さんはこの2冊のほか、寮にある紙芝居も読み聞かせてくれました。
 寮長の宮下孝子さんは「絵本を通じてさまざまな思いに触れると、自分の気持ちに向き合うことができ、自己表現やコミュニケーションのきっかけにもなります」と、貴重な機会に感謝していました。

長野放送(NBS)アナウンサー 吉岡 麗さん

2023年 贈呈式

㈱キタノヤ電器(伊那市)の北原國人会長(左)児童福祉施設連盟の川瀬勝敏会長(右)

2023年4月18日(火)伊那市東春近の児童養護施設「たかずやの里」で、協賛企業を代表して株式会社キタノヤ電器(伊那市)の北原國人会長が、代表施設たかずやの里(伊那市)に目録を届けました。

 北原会長は「子どもたちには読書を通じて元気に育ってほしい。この輪が広がってほしい。協賛各社にはお礼を申し上げたい。」と川瀬会長に絵本を手渡していただきました。
 川瀬会長は「心の栄養でコミュニケーションのツールでもある絵本で、一日を充実させられる。ご支援いただいたことに感謝申し上げる。」とお言葉をいただきました。

贈呈式の様子は2023年4月19日付けの信濃毎日新聞と、2023年4月20日付けの長野日報にも掲載されました。

2023年4月19日付 信濃毎日新聞(左)2023年4月20日付長野日報(右)
㈱久保田(長野市)の久保田恭弘社長(左)児童福祉施設連盟の宮下順副会長(右)

2023年4月28日(金)長野市屋島の児童養護施設「三帰寮」で、協賛企業を代表して株式会社クボタ(長野市)の久保田恭弘社長が、代表施設三帰寮(長野市)に目録を届けました。

久保田社長は「絵本を通じて優しさや思いやりの心を育んでほしい。」と宮下副会長に絵本を手渡していただきました。
 宮下副会長は「子どもたちが自由に本を手に取れる環境をつくれることはありがたい。」とお言葉をいただきました。

贈呈式の様子は2023年4月29日付けの信濃毎日新聞にも掲載されました。

2023年4月29日付 信濃毎日新聞

お手紙

毎年、寄贈させていただいた施設の子ども達から「喜びの声」のお手紙もいただいてます。

絵本を通して幸せな時間が共有できる

絵本は、子どもの成長にとても大きな役割を果たします。例えば、登場する人物やキャラクターの言動は、さまざまな感情に対する対処の仕方を教えてくれます。また、たくさんの種類がある絵本の中から自分の読みたいものを選ぶという行為は、子どもたちが自分の興味・関心と向き合うことであり、将来の進路選択にもつながります。
 何より貴重なのは、お話の中身以上に、絵本を読んでくれた人の表情やぬくもりなど、幸せな時間を過ごした記憶がずっと心の中に残ることです。絵本を通して、近しい大人と時間や経験を共有できると、子どもたちの情緒は安定し、集中力や創造性が伸び伸びと養われていきます。

清泉女学院短期大学(長野市)
幼児教育科 准教授・絵本専門士
塚原 成幸さん
清泉女学院短期大学(長野市)
幼児教育科 2年生
平林 芽衣さん

幅広い年齢層が親しめる魅力を、もっと広げたい

保育園などでの実習で絵本の読み聞かせをすると、子どもたちの素直な感情表現に私もうれしくなり、もっと反応してもらおうと読み方を工夫します。そこにコミュニケーションが生まれ、お話が子どもたちの心に残って、生活の中のいろいろな場面で「絵本で見たこと」が生きてくるように思います。
 私はこの学校で、保育士になるために学びながら、絵本の力をもっと子どもたちの育ちに生かせるよう「認定絵本士」の資格取得も目指しています。絵本は幅広い年齢層の方が楽しめるもの。いずれは幼児教育の現場だけでなく、社会のさまざまな場所で絵本の魅力を生かす活動もしたいと考えています。

協賛企業

「A枠」掲載企業様

「B枠」掲載企業様

「C枠」掲載企業様

アド・コマーシャル株式会社

アド・コマーシャル株式会社

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